理事長あいさつ

「こんにちは」日比野病院理事長、日比野誠一郎です。
令和元年、日比野病院は40周年を迎えました。これまで約9万人が日比野病院にかかられています。安佐南区在住が7割を占めることからも地域の病院として周知いただいているところです。病気では「脳疾患」が最も多くなりますが、最近では「肺炎」などの内科疾患も増えてきています。高齢者増加に対応している結果だと考えています。地域の皆様に温かく支えられてきましたことを感謝申し上げます。

40年前、広島大学病院脳神経外科助教授であった父日比野弘道は、当時、脳卒中増加に伴い脳神経外科が必要とされていること、旧市内には病院が多くある一方で、山間部に入ると病院がないことをとらえ、昭和54年に日比野病院を開設しました。まもなく米澤學先生、津元光雄先生、小林益樹先生、金澤潤一先生と一緒になって、現在の「脳疾患」と「救急」という形を築いてきました。

令和元年から木矢克造先生(元県立広島病院院長)も加わり、さらなる病院機能の明確化とレベルアップに邁進しながら、業界内外、皆様多方面からの御指導もいただいているところです。

今後は50周年、さらに60周年に向け、病院として安佐南区の「健康町づくり」に参加貢献したいと考え、全職員一丸となって新たな気持ちで走り出しています。

日比野誠一郎

院長あいさつ

この度は、日比野病院のホームページにアクセスいただきまして、ありがとうございます。

現在、新型コロナウイルス感染症は、第六波後の状態がまだまだ高止まりしながらも、社会経済活動は動いているところです。飛沫感染と接触感染が感染経路となりますので、三密の環境ではマスク着用、手指消毒、さらに閉鎖空間では換気が重要です。ワクチン追加接種は重症化予防に役立ちます。また、重症化予防のための薬の種類も徐々に増えています。ウィズコロナの社会へと移行しつつある状態といえます。当院でも新型コロナウイルス感染症の拡大を経験しましたが、今は、職員が一丸となり、その予防に努めているところです。

当院は1979年開院しました。前理事長の日比野弘道先生の手によるもので、120床の脳神経外科単科病院でした。頭部外傷や脳卒中などの救急医療を担ってきました。この頃は交通事故が多く、脳出血が死因のトップでした。その後高齢者人口が増加し、2000年に介護保険制度の導入、当院も救急のみならずリハビリテーションや療養・介護の機能をもち地域に根差したケアミックス病院に移行しました。さらに2015年、超高齢社会に対応すべく地域医療構想が始まり、当院の医療機能も回復期機能を軸とした急性期と在宅(施設)との架け橋役に向かっております。大きな病院で命が助かっても、脳の病気による後遺症が残存、または高齢のため体力が低下・なかなか回復しないなど、すぐには元の生活に戻れないことも多いのが昨今です。「可能性をあきらめない、リハビリテーション」の旗のもと、生活支援を見据えながら、リハビリスタッフは熱心にリハビリテーションを提供してくれています。また、高齢者特有の多疾患併存や虚弱が多くなり、核家族化などの社会的側面、高齢者医療・ケアのあり方にも取り組みつつあるところです。ご本人の尊厳ある生活や見守るご家族の満足度などを考えると、課題は山積です。

当院は、地域における「脳の病院」として以前から親しまれています。今後とも地域救急を受けながら、地域の皆様のお役に立てる病院を目指します。一次脳卒中センターとしての役割も担います。CTやMRIもなるべく待ち時間を減らし、早く撮ることができるようにしています。ご利用ください。

2022年5月   院長 木矢克造

日比野病院40周年記念誌(一部画像等を編集しております)

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