DEPARTMENT 脳神経外科

脳神経外科とは

外来でよく見られる症状は、頭痛・めまいやふらつき・もの忘れ・顔や手足のしびれ・脱力などです。救急車では、頭や顔を含むケガ・脳卒中(意識障害・突然の手足の麻痺・言語の障害など)、めまいや嘔吐の方が多く来られます。高齢者では脳卒中の再発も多く、もの忘れの中に慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症など治療で改善する病気が潜んでいることもあります。現在、専門外来も揃えており、脳ドックによる検診も行っています。予約せずとも外来診察は可能であり、速やかなCTやMRIの検査ができます。お気軽に受診ください。また、日頃から生活習慣病やフレイル(虚弱)に注意を払いながら、健康を保ちましょう。

診療時間

受付時間  午前 8:30 ~ 12:00(土曜11:30) / 午後 13:00 ~ 16:30
診療時間  午前 9:00 ~ 12:00 / 午後 13:30 ~ 17:00

 
午前 頭痛外来
正常圧水頭症外来
ボトックス外来 ものわすれ外来
ボトックス外来
頭痛外来
正常圧水頭症外来
頭痛外来
正常圧水頭症外来
てんかん外来
午後 ボトックス外来 頭痛外来
正常圧水頭症外来
脊柱・脊髄外来
てんかん外来
ボトックス外来

※脊椎・脊髄外来、てんかん外来はお電話でご確認ください。

頭痛外来

頭痛は日常生活でよくある症状の一つです。頭痛には、片頭痛や緊張型頭痛といった一般によく見られるものから、くも膜下出血や脳腫瘍といった生命の危険を伴うものまで原因は様々です。また、薬を飲むと症状がすぐ治まるものから、薬の飲み過ぎで返って頭痛が続くもの、神経痛として頑固な痛みにより生活に支障をきたすものなど、頭痛の性質も異なっています。
当院は、ヒト化抗CGRPモノクローナル抗体製剤(エムガルティ ®皮下注120mg アジョビ ®皮下注225mg)、ヒト抗CGRP受容体モノクローナル抗体製剤(アイモビーグ ®皮下注70mg)が施行可能病院です。
国際頭痛学会のHeadache Masterを持っている佐藤医師が、特に頑固な頭痛や難治性の頭痛にも対応いたします。頭痛にお困りの方は気軽にお越しください。

ものわすれ外来

歳をとると誰でもの忘れが気になってくるものです。90歳以上では8割以上が認知障害をきたすといわれており、超高齢社会における課題となっています。年相応のもの忘れから、認知機能が低下して日常生活に支障をきたすものまで、認知症には幾つかの段階があります。またその原因も、アルツハイマー型認知症など代表的な病気から、脳血管障害が背景にあるものや、手術にて認知症が改善しえる慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症といったものまであります。
認知症サポート医であり脳神経外科医である小林医師、広島大学脳神経内科で認知症が専門の大下医師が担当いたします。

ボトックス外来

脳卒中後遺症の手足の筋肉が硬く(痙縮)て、リハビリテーションが進まない場合、ボトックス注射で筋肉を和らげリハビリ効果を強める方法があります。ボトックス注射はボツリヌス療法というもので、筋肉を弛緩させる作用があります。上下肢痙縮だけでなく、片側顔面痙攣や痙性斜頸にも有効であり、保険が使えます。脳卒中専門医である脳神経外科の忽那医師が担当(どの曜日でも対応可)しますので、まずはお電話にてご相談ください。

正常圧水頭症外来

水頭症とは、脳室という脳内の空間には髄液というものが溜まっていますが、これが過剰となり脳室が拡大した状態となります。正常圧水頭症の症状は、小刻み歩行、もの忘れ、尿失禁が特徴です。高齢者にありがちな症状ではありますが、正常圧水頭症と診断されますと、過剰な髄液を腹腔内(お腹の中)にチューブを介して流し出す手術にて、症状の改善が期待できます。歩行障害の改善が最も見込まれますが、治療可能な認知症とも言われています。正常圧水頭症学会に加入している佐藤医師が担当します。

脊椎・脊髄外来

脊椎の病気というと、手や足の痛み、しびれ、くびや腰の痛みなどが主で、整形外科にかかることが多いと思います。脳神経外科は頭の病気だけを治療していると思われがちですが、脳“神経”外科とあるように神経の病気全般を扱っています。脳神経外科では、脳から脊髄・末梢神経まで、神経系全般の検査や治療が可能です。手足のしびれや痛みがあると、脳梗塞や脳内出血が心配で脳神経外科を受診される方が多いですが、実は脊椎や脊髄の病気が原因であることも多々あります。
当院では、病気の原因が脳や脊倣なのか、あるいは四肢や手足の神経であるのかを診断し、適切な治療法を選択することができます。「最近手がしびれる」「指先に力が入らない」「歩きにくくなった」「腰が痛いのが治らない」など、気になる症状があれば気軽に来院していただければと思います。
現在、広島大学脳神経外科の脊椎・脊髄疾患を専門にしている武田医師が担当します。

てんかん外来

てんかんは120人に一人が罹患している比較的ポピュラーな疾患で、日本で約100万人の患者さんがいると言われています。昨今では、高齢者のてんかんや、運転免許の許可などで社会的問題ともなっております。てんかんは適切な抗てんかん薬でおよそ8割の患者さんで発作のコントロールが可能です。薬物治療で効果が乏しい場合でも、外科治療により奏功する患者様も多くいらっしゃいます。てんかんの発作は全身けいれんだけでなく、“ぼーっ”としたり、独り言をしゃべったり、うろうろと動いたり、無目的な動きをするものもあり、臨床症状は多彩です。もし、発作かなと思われる症状がありましたら気軽に外来受診していただければ幸いです。
現在、広島大学脳神経外科のてんかん外科を専門としている香川医師、片桐医師が担当します。

装具診外来

装具診は予約制で、金曜午前にリハビリテーション科医師・義肢装具士・理学療法士で行っています。主に当院でリハビリされた患者さんを対象に、脳卒中後の下肢装具、圧迫骨折に対するコルセットなどの各種装具や、切断後の義肢も処方・チェックしています。
適切な義肢装具処方と退院後のフォローアップによって、日常生活や社会活動の維持向上を目指しています。支給制度などは、医療ソーシャルワーカーが相談に応じます。

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